教育全般
【提案】概念形成過程における対比活動と批判的思考活動の峻別
「数学授業で間違った図を示して生徒の試行錯誤を促そうとすることの教師の傲慢さに対する自覚」をタイトルに、FBにアップしました。皆さんから様々なコメントをいただき、自身の考えを深めることにつながりました。その上で、概念形 […]
【提案】数学授業で間違った図を示して生徒の試行錯誤を促そうとすることの教師の「傲慢さ」に対する自覚
2月9日の教育研究協議会の算数・数学分科会のあと、お一人の先生が話しかけてこられました。「中学校の数学の図形の問題で、問題文からすると間違った図を示して、生徒の試行錯誤を促そうとする授業を考えているのですが、どう思われ […]
【提案】本時のめあてを「子どもの主体性」から導き出そうとする授業からの脱却
2月9日の教育研究協議会では、授業者の先生は研究授業がメインですが、私は算数・数学分科会がメインになります。附属京都小中学校の先生にも、「困ったら黒田先生に振りますからね」と事前に言われていますので、結構気合を入れて挑 […]
【計算再考②】小数のわり算での小数点移動の難しさ
小数のわり算のひっ算では、小数点移動がとても複雑です。特に、わる数が小数の場合は、いったん小数点移動して計算して、その後、あまりを求める段階では、小数点を戻してくるといった煩雑さが伴います。これは添付写真の左側のように […]
【計算再考①】くり上がりのあるたし算や、くり下がりのあるひき算での筆算比較
たし算・ひき算の筆算は、「一の位(正確には小数の計算もあるので末位)から計算する」という算数指導を根本的に問い直すことは、現時点ではご法度ですが、私はもう少し幅をもったらよいと考えています。そうすることで、理解が促進さ […]
【提案】授業の後半に時計をちらちらと見る子どもを減らす「学習案」のすすめ
授業において、先生の手元には授業の計画を記した学習指導案(細案、略案など)があり、子どもの手元には何もないということのアンバランスを以前から強く感じてきました。その結果、子どもたちの授業時間内での拠り所は、時計となって […]
【提案】学習指導案は「時間」ではなく「時刻」でかこう!
通常、学習指導案は、導入5分、展開30分、まとめ10分といった「時間配分」で書かれています。しかし、実際に研究授業を参観に行くと、その多くが、45分で終わらず、時間延長がなされてしまいます。私は、時間延長によって最も先 […]
【提案】学ぶことの必然性を授業の最初に長々と説明すること再考
先生方と話をすると、「今回授業で取り上げる学習内容を学ぶ必然性を、最初に子どもにしっかりと理解して授業に向かってほしいんです」と言われることがあります。なるほど、学ぶことの必然性を最初に理解すれば、学びへの意欲や態度も […]
【検討】日本と中国の「等式の性質」の扱いの違いが子どもの算数観にどう影響するか
無藤先生からアドバイスいただきました、日本では算数から数学への転換期として、等式の性質の扱いが本格化するということについてコメントします。 実は中国では、小学校のかなり早い段階で等式の性質を意識した扱いがなされます。具 […]
【提案】塾で学んだことを封印しようとする算数・数学授業からの脱却
小学6年生の「分数のわり算」の指導では、子どもたちの中に塾などで先にその内容を学んだ子どもがいないということを前提に授業が設計されることがあります。この意味は、学んだことがない子どもを置き去りにするという意味ではありま […]