この日は、来客が続きましたが、最後はトレンドリンク合同会社の稲澤孝規さんが来られ、教室で使用可能なリアルタイム多言語翻訳システム開発の最終段階の打ち合わせをしました。

 そろそろ開発システムを紹介できるかと思い、システムの画面構成の写真を撮りました。真ん中にあるノートパソコンの画面がそれにあたるのですが、左半分が黒板や教科書を写メすると、それらを多言語に自動翻訳する画面、右上が先生や生徒が話している会話をリアルタイムに日本語に自動テロップする画面、右下が右上の日本語の会話のテロップをリアルタイムに多言語に翻訳している画面です。個々の機能は、昨今の生成AIの驚異の発展で可能となってきていますが、このシステムの特徴は、それらを一画面に集約し、保存やコピーが自由にできるようにカスタマイズしている点にあります。

 よく見てもらいますと、この写真を撮るために、稲澤さんと黒田がパソコンの画面の位置や、二人の顔が映っているかをどうかを、がやがやと話している会話が、リアルタイムでパソコン画面上にテロップ化され、翻訳されています(笑)。

 こちらの方も、7月からは京都府内の学校で予備実験、9月からは大阪府、岐阜県、愛知県などの、日本語指導が必要な外国人の児童生徒が多数在籍する学校での実証実験を開始する予定です。