去る、2026年5月14日(木)、東京・有明セントラルタワーホール&カンファレンス(3階 Room6)において、「MIRAI Bridge Conference 2026 Tokyo」を開催いたしました。
自治体・教育委員会・GIGAスクール推進担当者・多文化共生担当者の他、ITベンダー様や福祉の分野、外国人人材支援の企業様にもお集まりいただき、小規模ながらも非常に中身の濃い一日となりました。

開催概要

項目内容
イベント名称MIRAI Bridge Conference 2026 Tokyo
開催日時2026年5月14日(木)開場 9:30
会場有明セントラルタワーホール&カンファレンス 3階 Room6(東京都江東区有明3-7-18)
主催一般社団法人 黒田教育研究所 / トレンドリンク合同会社
参加費無料(事前登録制)

開催趣旨

MIRAI Bridge Conference(MBC)は、教育・社会課題に対して、テクノロジーと現場実践の力で解決策を探る場として立ち上げた産官学連携カンファレンスです。在日外国人の児童生徒が日本語の壁によって学びから取り残されている現状、そして増加し続ける不登校児童生徒の問題——これらの課題に対し、「学びを止めない」という強い使命感のもと、具体的なアクションへとつなげることを目的としています。

今回の東京開催は「MIRAI Bridge Conferenceシリーズ」の第1回目を想定しております。

プログラムの振り返り

第一部(10:00〜13:00)

文部科学省 総合教育政策局 増田麻美子様
黒田恭史 代表理事
京都市立向島秀蓮小中学校 黒田健太 教頭

基調講演:文部科学省 総合教育政策局 日本語教育課 増田 麻美子 様

文部科学省 総合教育政策局 日本語教育課 日本語教育調査官の増田麻美子様より、「日本語教育とやさしい日本語が支える 子供から大人までの学びのインフラ」と題した基調講演をいただきました。国の政策の視点から、日本語指導が必要な外国人児童生徒を取り巻く現状と課題、そして今後の方向性について、丁寧にご説明いただきました。参加者からは「政策の全体像が整理できた」「現場の取り組みとの接続が見えてきた」といった声が聞かれました。

メイン講演:黒田 恭史(京都教育大学 教授 / 黒田教育研究所 代表理事)

「外国人児童生徒の学びを止めるな。〜教育DXが実現するリアルタイム多言語支援実験の最前線〜」と題し、EduBridgeの開発背景から現在の機能、そして将来のロードマップまでを詳説しました。GIGAスクール端末をそのまま活用し、板書内容のリアルタイムテキスト化・多言語翻訳・音声読み上げを実現するEduBridgeは、NHK「京いちにち」での特集放送や教育新聞1面掲載など、すでに大きな注目を集めています。15言語以上への対応拡大やLMS連携など、教育インフラとしての展望も示されました。

現場報告:黒田 健太 先生(京都市立向島秀蓮小中学校 教頭)

「EduBridgeが変えた授業の景色〜向島秀蓮小中学校での実践〜」として、実際にEduBridgeのPoC(概念実証)を行っている現場からの生の声をお届けいただきました。外国人生徒が「わかった!」と笑顔を見せ授業への参加意欲が劇的に向上した具体的な事例や、保護者面談・学校通知など授業以外の場面での多言語対応についても語っていただきました。2026年4月に教頭に就任されたばかりの黒田健太先生ならではの、現場視点の実感あふれる報告となりました。

第二部(13:00〜16:30)

EDIX 2026 -教育総合展- 展示会視察(自由視察)

午後は、東京ビッグサイトで同日開催されていた「EDIX 2026 教育総合展」の視察を実施しました。
参加者それぞれが最新の教育テクノロジーに触れ、午前中の講演内容と照らし合わせながら、現場実装への具体的なイメージを深める機会となりました。

第三部(18:00〜20:00)

ネットワーキング:名刺交換会

午前の講演内容を振り返りながら、現場課題やDXの課題についてフリーディスカッションを行いました。参加者それぞれの立場から率直な意見が交わされ、課題の共有と解決のヒントを探る充実した時間となりました。
軽食・ドリンクを囲んだ交流会では、参加者同士の活発なネットワーキングが行われました。SNS上でも「非常に刺激的な内容だった」「登壇者の熱意に感動した」「現場の課題が言語化されていた」など好意的な感想が多数投稿され、交流会では参加者同士の新たなご縁も生まれるなど、小規模ながらも密度の高い繋がりが生まれました。

スポンサーの皆さまへ

本カンファレンスの開催にあたり、HENNGE株式会社様、ワールドビジネスセンター株式会社様には、スポンサーとして多大なるご支援を賜りました。皆さまのご協力なくして、本カンファレンスの実現はありませんでした。この場を借りて、心より御礼申し上げます。

おわりに

今回の「MIRAI Bridge Conference 2026 Tokyo」は、第1回目の開催として、産官学それぞれの立場から教育課題に向き合い、具体的な解決策を議論する貴重な場となりました。参加者の皆さまからいただいた熱い反応と新たなご縁を糧に、私たちはこれからも「誰一人取り残さない教育」の実現に向けて歩み続けてまいります。

MIRAI Bridge Conferenceは、今後も全国各地での開催を予定しております。次回開催の情報は、本サイトおよびSNSにて随時お知らせいたします。

ご参加いただいた皆さま、ご登壇いただいた先生方、ご支援いただいたスポンサーの皆さまに、改めて深く御礼申し上げます。

一般社団法人 黒田教育研究所
トレンドリンク合同会社