2022年2月のウクライナへの侵攻以降、ウクライナ語版算数・数学動画コンテンツ約600本を急ピッチで制作し、ホームページで公開してきました。そのホームページの2023年上半期(1~6月)分の閲覧数の推移データが届きました。2022年(4~12月)に比べて、かなり閲覧数が減っています。受け入れ学校からの情報では、ウクライナに帰国する家族がかなり増加したことや、公立学校からインターナショナルスクールへ転校した子どもがかなり数になることなどが要因ではないかと聞いています。まだまだ出口が見えない厳しい状況が続きますが、少しでも母語での学習支援ができるよう継続して取り組んでいきたいと思います。

投稿者プロフィール

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大阪教育大学卒業,大阪教育大学大学院修士課程修了,大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(人間科学)。
大阪府内の公立小学校勤務8年の後,佛教大学専任講師,助教授,准教授,教授を経て,現在,京都教育大学教育学部教授。
京都教育大学では,小学校教員養成,中・高等学校(数学)教員養成に従事。近年の研究テーマは「生成AIを用いた算数・数学教育」。
小学校勤務時代,クラスで豚を飼うといった取り組みを3年間実践。フジテレビ「今夜は好奇心」にて1993年7月放映。第17回動物愛護映画コンクール「内閣総理大臣賞」受賞,第31回ギャラクシー賞テレビ部門「ギャラクシー奨励賞」受賞。2008年には『ブタがいた教室』として映画化。
コロナ禍の中で、日本語及び多言語に対応した算数・数学動画教材約3,300本を制作・公開した取り組みにより、2022年第7回IMS Japan賞優秀賞受賞、2023年第3回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(教育の部)受賞、2023年日本民間放送連盟賞(特別表彰 青少年向け番組)最優秀賞受賞した。
著書に,「豚のPちゃんと32人の小学生」(ミネルヴァ書房),「脳科学の算数・数学教育への応用」(ミネルヴァ書房),編著に「初等算数科教育法序論」(共立出版),「オリガミクスで算数・数学教育」(共立出版)などがある。
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