一般社団法人黒田教育研究所より「学校現場における外国ルーツの子ども向けのリアルタイム多言語翻訳システムの運用検証と普及」のテーマで2026年度日本財団の助成金に申請を行ったところ、このたび、助成金交付が決定しました。「①事業目的」と「②期待される波及効果」は下記のとおりです。
全国展開に向けて、1年間頑張っていきたいと思います。
①事業目的:日本に在住する日本語指導が必要な外国人の子どもに対して、リアルタイムに多言語翻訳可能なシステムを無償提供することで、学校での各教科の授業において、母語での学びと日本語での学びを組み合わせて、学力を向上させることにある。加えて、システムに表示される日本語テロップの活用により、日本語学習の促進にもつなげることをねらいとしている。
②期待される波及効果:日本語の壁によって学習が阻害されている外国人の子どもに対して、母語での学習支援を通して学力を向上させるとともに、子ども一人ひとりが生きがいと自信と感謝を持って日々の生活を送ることのできる意識を醸成することである。併せて、日本語学習により日本の子どもたちとの日常的なコミュニケーションが促進されることを期待している。

投稿者プロフィール

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大阪教育大学卒業,大阪教育大学大学院修士課程修了,大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(人間科学)。
大阪府内の公立小学校勤務8年の後,佛教大学専任講師,助教授,准教授,教授を経て,現在,京都教育大学教育学部教授。
京都教育大学では,小学校教員養成,中・高等学校(数学)教員養成に従事。近年の研究テーマは「生成AIを用いた算数・数学教育」。
小学校勤務時代,クラスで豚を飼うといった取り組みを3年間実践。フジテレビ「今夜は好奇心」にて1993年7月放映。第17回動物愛護映画コンクール「内閣総理大臣賞」受賞,第31回ギャラクシー賞テレビ部門「ギャラクシー奨励賞」受賞。2008年には『ブタがいた教室』として映画化。
コロナ禍の中で、日本語及び多言語に対応した算数・数学動画教材約3,300本を制作・公開した取り組みにより、2022年第7回IMS Japan賞優秀賞受賞、2023年第3回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(教育の部)受賞、2023年日本民間放送連盟賞(特別表彰 青少年向け番組)最優秀賞受賞した。
著書に,「豚のPちゃんと32人の小学生」(ミネルヴァ書房),「脳科学の算数・数学教育への応用」(ミネルヴァ書房),編著に「初等算数科教育法序論」(共立出版),「オリガミクスで算数・数学教育」(共立出版)などがある。


