近畿圏では、いよいよ教員採用試験(二次試験)が始まりました。面接や模擬授業が主な試験内容ですが、昨日のオープンキャンパスの合間やその後に、学生の模擬授業の最終チェックをしました。自治体によって8分間や12分間という時間制限があり、その中で、如何に実際の数学の授業の雰囲気を出せるかが勝負となります。こうした方がいいんじゃないかなあなどと、学生と意見交換しながら、授業の精度を上げるべく努力しました。
それが終わって帰ろうと思ったら別の部屋で、専攻ガイダンスを一緒に担当した熊﨑先生が、他の学生の模擬授業をチェックしていました。せっかくなので、写真撮りました(フェイスブックに載せていいですか?と了解を得ています)。
このように最後まで時間をかけて準備することが、成長し続ける教員になるための大切な営みだと思います。
投稿者プロフィール
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大阪教育大学卒業,大阪教育大学大学院修士課程修了,大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(人間科学)。
大阪府内の公立小学校勤務8年の後,佛教大学専任講師,助教授,准教授,教授を経て,現在,京都教育大学教育学部教授。
京都教育大学では,小学校教員養成,中・高等学校(数学)教員養成に従事。近年の研究テーマは「数学教育と脳科学」の学際的研究。
小学校勤務時代,クラスで豚を飼うといった取り組みを3年間実践。フジテレビ「今夜は好奇心」にて1993年7月放映。第17回動物愛護映画コンクール「内閣総理大臣賞」受賞,第31回ギャラクシー賞テレビ部門「ギャラクシー奨励賞」受賞。
著書に,「豚のPちゃんと32人の小学生」(ミネルヴァ書房),「脳科学の算数・数学教育への応用」(ミネルヴァ書房),編著に「数学科教育法入門」(共立出版)などがある。